Basicコース大阪 頸椎の検査と治療、肘関節の検査と治療

大阪Basic

2023年11月12日 第7回MPSG Basicコースが行われました。

今回の内容は頚椎の触診、回旋モーション・パルペーション、肘関節の回内・回外モーション・パルペーション、中川貴雄会長による「まとめデモ」でした。

 頚椎ではまず座位での触診を行いました。棘突起や横突起、関節突起など触診しました。環椎の横突起は触りにくい方もいるので丁寧に優しく触るコツをお伝えしました。頚椎の回旋モーション・パルペーションは脊柱のモーション・パルペーションの中でも難しい検査法です。グラグラしている頚椎をどうやって固定しながら検査していくか。たくさんあるポイントを小分けにしながら実技を行いました。受講生は重たい頭を支えて腕がパンパンになりながらポイントを確認して実技を行っていました。

 肘関節は回内・回外モーション・パルペーションを行いました。テニス肘や野球肘、水筒の蓋が開けにくいなどの患者さんは結構多いので、実際の臨床でもすぐに役立つ検査法です。検査の時の手の持ち方が、上手く検査するポイントになりますので、時間をかけて詳しく解説しました。検査に慣れていない受講生は少し手間取っていましたが、講師と一緒に練習することで感覚を掴んでいました。

 最後に中川貴雄会長から頚椎回旋モーション・パルペーション、モビリゼーションを実際の臨床ではどのように使うのかのデモンストレーションが行われました。ちょうど受講生で最近、車の運転中に頚椎のムチウチになった先生がいましたので、モデルにして行いました。ムチウチになった時、どのような問診をするのか。ムチウチした姿勢からどんなことが考えられ、どこの筋肉が緊張するのか、骨盤はどのように変位するのかなどなど。また、それを確認するモーション・パルペーションはどれかなど解説がありました。モーション・パルペーションの結果、先生の説明通りの変位が確認できました。これが問診から患者さんがどのような状態になっているのか「患者を読む」ということですと教えていただきました。

受講生からはこのような感想をもらっています。

・昨年受けた時は圧のかけ方がわからなかったけど、今回は少しわかった気がします。

・頚椎の触診のやり方が今まであやふやだったけど、今日、改めて触診の意識が深まりよかったです。

・肘関節のマイクロ牽引の感覚を中川先生に直接教えていただいて嬉しかったです。

次回のMPSG、Basicコース1は、12月10日(日)です。

2024年度は大阪BasicⅠ、東京BasicⅠ、BasicⅡ(大阪)、AdvanceⅡ(大阪)コースの開講を予定しております。

受講枠に限りがございますので、受講をお考えの方は早めにお申込みよろしくお願いします。

申し込みはこちら→https://ws.formzu.net/fgen/S60895917/

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